2012年3月19日月曜日

猫のダイエットについて。

猫のダイエットについて。

家の猫さんが太っているので(半年で4,4キロ)獣医さんに成猫用のダイエットフードを勧められました。

量がかなり減っておなかがすくらしく、かわいそうなので何か嵩まし出来ないかと思い、調べた所おからが良いと書いてありました。

豆腐屋さんでおからを買ってあげたら、何故か好きみたいでおからだけでも食べようとしてしまいます。



体重は変わらず、けど縦に伸びてる感じでかなりのポチャから、ちょいポチャまでやせました。

獣医さんは問題ないと仰られてるのですが、栄養が足りてるのか心配です。

あと猫さんにおからは本当に大丈夫なのかも気になります。



宜しくお願いいたします。

(ご飯はサイエンンスダイエットのライトをあげています。 けど栄養面で気になるので、昨日通販でフリントリバーランチのライトを購入しました。)







こんにちは、おからは毒じゃないけどあまり良くないと思います。

たぶん「良い」と言われるのは食物繊維が多くて

満腹感が得られるだろう、ということだと思うのですが、

炭水化物が多くて脂肪やタンパク質が少ない、

ビタミンの含有量も少ないし、ミネラルバランスも決して良いとは言えません。

猫には不向きな食べ物ですね。



フリントのライトもおススメしたくないです。

タンパク質25%って老齢猫か腎不全の猫さん並の少なさ、

若い猫さんにとっては明らかに不足する量です。

タンパク質が不足すると筋肉量が減るから基礎代謝が下がって

かえって太りやすい体質になってしまいます。



栄養の不足を心配なさっているようですね。

猫にとって必要なのは十分なエネルギー源と

それをきちんと代謝できるに足りるビタミン&ミネラルです。

目安としては、タンパク質:脂肪の比率が2:1程度で

炭水化物は控えめに。

でもタンパク質は多すぎないことも大切です、

過剰なタンパク質は腎臓や肝臓に負担が大きいので。

若く健康な猫さんなら30%~40%程度が目安かな?

ビタミンとミネラルはバランスを考えつつ充分に。



多くのダイエットフードは脂肪が不足していると思います。

減量のためなのでしょうが、猫にとって脂肪は効率の良いエネルギー源です。

また、不足すれば必須脂肪酸(オメガ3、オメガ6)の摂取量も減るので、

健康面での弊害も起きる可能性があります。

たとえダイエット中でもあまり減らさないほうが良いと思いますよ。



どちらかと言えば、カロリーや脂肪の量はあまり気にせず、

腸内環境を整え、消化の良い食事、

そして何より必要なのは充分なビタミンやミネラルだと思います。

これが不足すると食べたものをきちんと代謝できず溜め込みやすくなるんですよ。



キャットフードの多くは「結石予防に」と言い、ミネラルを制限しているし

猫が腸内や肝臓である程度ビタミンを生成できることを理由に

ビタミンも軽視されている傾向が高いです。

肥満猫さんが増えているのはこれが一番の原因ではないかな、と考えています。



フリントなら、キャット&キトンがいいと思います。

脂肪もカロリーも高くて心配かも知れませんが、

あのフードは高栄養を少ない食事量で摂取しよう、というタイプのフードです。

食事量のコントロールで筋肉質で野生的な体型を作れると思いますよ。



あとはビタミンとミネラルが足りているかどうかですね。

これは個体差があるので猫さんの様子を見ながら、という感じで。

ちなみにウチの猫はビタミンが不足してくると太るし大食いになります^^;



ご参考になれば幸いです。








子猫にむやみに市販の成猫用ダイエットフードを勧める獣医さんって、どんなものか・・



猫に必要なのは動物性たんぱく質。

サイエンスのアダルトライトも子猫にはどうかと思うけど、フリントのライトは老猫用よ。



まだ体を作る時期だから肉が多く使われていて、たんぱく30数%以上のものが良いです。

例えばだけどアカナみたいなの。

筋肉を発達させれば代謝の良い体になるでしょう。

脂肪を減らしたらキャットフードのカロリーは多少減るけど、同じカロリーでも素材によって消費しやすいものと溜まりやすいものがあるでしょ。



おからはほとんどが食物繊維。

量によるけどたべすぎはミネラルバランスが良くにゃいと思いまぅす。



高タンパクフードをお勧めします。







基本的には、市販のキャットフードを「適量」与えていえば十分です。

キャットフード(ダイエットフードも含む)は必要な栄養素やエネルギーが計算されて作られていますので。

魚や鶏肉などを与えてしまうと、特定の栄養素の不足や過剰摂取が起こりやすくなったり、味を覚えてしまい、それしか食べなくなったり(わがままになる)しますので、お勧めはしません。



おからにもエネルギーはあります。

ダイエットフードにおからを混ぜると、摂取エネルギーや栄養素が過剰になってしまいます。

ダイエットフードの意味がなくなってしまうので、あげないほうがいいでしょう。







猫のダイエットって結構大変ですよね(^^;)

以前、見た雑誌では猫に与える低カロリー食品として下記の食品が載っていました。

魚の赤身や白身、鶏のササミ、牛肉の赤身、レバー、牛乳、豆腐、海草、野菜。また、ご飯もそのままではなくおかゆにすれば低カロリーになるとの事だったので、おからも大丈夫だと思いますよ。

無塩の鶏がらスープの素でキャベツと鶏のササミ、ご飯を入れてリゾットにしてあげたりしてみても良いと思いますよ。

せっかく縁があって家族になったのですから、少しでも長生きして欲しいし、快適に過ごさせてあげたいものですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿